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【UR-U 卒業課題15】アウトプット記事【キャッシュフロー理解-CF編】(10単位分)

※こちらは、自分用の【UR-U 卒業課題15】【キャッシュフロー理解-CF編】、卒業単位(10単位分)取得するための「アウトプット記事」となっております。

初めて目にすると、CF(キャッシュフロー)計算書は複雑で理解しづらいかもしれませんが、実際には非常にシンプルです。この記事ではCF計算書をわかりやすく説明し、読み終えればCF計算書が何を示しているか理解し、企業の健全性を評価できるようになるでしょう。

目次

CF(キャッシュフロー)計算書とは?

「CF(キャッシュフロー)」について説明します。

キャッシュフローは実際のお金の動きを示します。このお金の流れを追跡することで、企業の資金の使途や経営状況が明らかになります。

CF(キャッシュフロー)の理解は株式投資や経営に興味がある場合、実際の財務状況を把握するのに役立ちます。キャッシュフロー計算書を通じて、資金の運用を詳細に分析し、有益な情報を得ることが可能です。

ソフトバンクの年度末の連結CF(キャッシュフロー)計算書を見るだけでは理解が難しいかもしれませんが、上の右図をみれば、実際には3つの主要な項目しか含まれていることが明確になります。

以下で主要な項目を1つ1つ見ていきましょう。

ソフトバンクの例でキャッシュフロー計算書をわかりやすく解説

ソフトバンクを例にすると、CF(キャッシュフロー)計算書は、次の3つの部分に分かれています。それぞれ何を示しているか、簡単に説明してみましょう。

1. 営業活動

ソフトバンクの本業での現金の出入りを表しています。ソフトバンクの場合、本業で1.5兆円のプラス(お金が増えたこと)になっています。つまり、本業は利益を上げていることがわかります。

2. 投資活動

ソフトバンクが投資をどのくらいしているかを示しています。ソフトバンクは多くの投資を行っており、4.2兆円ものマイナス(お金が減ったこと)です。これは、新しいビジネスにお金をかけて成長しようとしていることを意味します。

3. 財務活動

資金調達と借金の返済に関連する財務活動を示します。ソフトバンクは、2.3兆円のプラスになっており、期末には2.2兆円の現金があります。これは、お金を借りたり返済したりする部分です。

CF(キャッシュフロー)計算書は、これらの3つの部分から成り立っており、企業のお金の動きをわかりやすく示しています。営業活動、投資活動、財務活動の3つを理解すると、企業の健康状態や経営方針を見抜く手助けになります。

更にもう少し、詳しく解説していきたいと思います。

営業活動について

営業活動とは、次のことを指します。

  • 商品を売って手に入れたお金
  • 物を作るためにお金を使ったり、材料を買ったりすること
  • 広告宣伝費や経費にお金を支払うこと
  • 税金を支払ったり、保険金をもらったりすること

企業の営業活動によって、お金が入ったり出たりする様子がわかります。

営業活動のキャッシュフローは、お金の動きを見る中で一番大切な部分です。 なぜなら、会社がちゃんと仕事でお金を儲けているかどうか、それがわかるからです。

投資活動について

投資活動とは、企業がお金をどこに使っているか、お金が出て行ったり入ったりする様子を表すことです。

ソフトバンクの投資活動では、本業で得たお金以上に、たくさん投資をしています。

お金をたくさん投資に使っているので、数字はマイナスになります。これで業績が悪いわけではありません。ソフトバンクは大胆に投資していて、事業を大きく広げている状態です。

逆にいえば、むしろマイナスになっているほうがどんどん投資をして事業を拡大しているため理想的です。

投資活動の数字を見ることで、企業がどこにお金を使っているのか、どんなことに興味があるのか、どんな経営方針を持っているのかがわかります。

つまり、投資のお金の使い方によって、それがわかるようになります。

財務活動について

財務活動とは、資金調達と返済による現金の動きを表しています。

調達したらプラス、返済したらマイナスとなります。企業が上場し資金調達した場合、この区分が大きくプラスとなる場合が多いです。

3つの数字のおさらい

上記の図は、必ず覚えておきましょう。

どのフェーズにいるのか推測可能!

これまで説明してきた、3つの活動の『営業活動』、『投資活動』、『財務活動』をみることで、次の8つフェーズに分けることができます。

それぞれのフェーズを、1つ1つ解説していきます。

健康経営

会社がお金を稼いで、借金を返している状態。安定しています。

攻め型

会社がお金を稼いで、さらにお金を借りて投資をしている。大胆な戦略です。

安定型

会社がお金を稼ぎ、設備や株を売却してお金を調達している。安心感があります。

治療型

会社がお金を稼いで、設備を売却し、そのお金で借金を返済している。安定を取り戻す努力中。

衰退型

会社がお金を失い、借金の返済を進めている。厳しい状況です。

勝負中

お金のやりくりが難しく、借金をして投資を進めている。リスクがある。

東芝の財務諸表

事業を売却し続けている。危機的な状況。

大幅見直し型

会社がお金を使っており、投資と借金の両方を行っている。変革中。

問題!マネーフォワードのCFはどっち?

UR-Uサポート

いきなり言われてもわかりませんよね。
まずは、マネーフォワードという会社について調べてみよう!

デンジ

まずは調べることが重要だよね!

マネーフォワードについて

マネーフォワードはSaaS(Software as a Service)の会社です。

マネーフォワードのイメージは?

UR-Uサポート

調べてみたら、マネーフォワードは赤字で上場しているみたい!

悩める人

IT系だから、固定資産への投資は少なさそうだね!

UR-Uサポート

サブスクなので、短期的には赤字になりそう!

調べてみると、上記のような予測(イメージ)がわいてきますね。

答えは、Aがマネーフォワード!

なぜかわかりますか?ヒントを見ながら、考えていきましょう。

考え方① 長期的には儲かるけど、短期的には赤字

図の通り、Aは、長期的には儲かりそうなビジネスモデル。でも、短期的には赤字ですが、さらに投資をしている。

AとB、共に財務活動はプラス。でも、資金調達以上に投資することは、新規上場会社にとっては考えられにくい。

なぜなら、そんなお金はないからです。なので、Aがマネーフォワードになります!

まとめ

【UR-U 卒業課題15】アウトプット記事【キャッシュフロー理解-CF編】(10単位分)を、長々と読んでいただいて、ありがとうございました。

CFがわかると、企業の経営状態、フェーズを把握できるようになります。

続きはぜひ、UR-Uオンラインスクールで!学びをスキルに変えていきましょう!

この記事を書いた人

編集長のARISAです。現在はタイ・日本でマーケティングの会社を設立。Instagram運用も得意です♪自身のアカウントはフォロワー5000人突破!

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